悲しい記念日 みんなが幸せに

今日の朝会で、校長先生からこんなお話がありました。

 実は、昨日の9月11日は、二つの悲しい記念日でした。
 一つ目は、「9・11グランドゼロの日」です。グランドゼロの日は、
今から10年前、ニューヨークのワールドセンタービルに飛行機が体当たりして、
2749人もの尊い命が一瞬にして奪われた悲しい祈りの日です。
この中には、日本人も含まれていました。
 二つ目は、これはみなさんの記憶にしっかり残っている東日本大震災3・11から
半年が過ぎたという記念日です。東日本大震災では、まだ行方不明になっている人も
多いですし、まだまだ避難生活をしている人もいます。

 さて、ここで漢字のテストをします。この字が読めますか。
そうしあわせという字ですね。
今、みなさんは幸せですか。幸せっていうのは、自分だけでなく、
周りのみんなが幸せになるということです。この字をよくみてください。
「幸せ」という文字は、逆さにしても・・幸せって読めますね。
裏からみても幸せって読めますよね。たて半分やよこ半分に切っても、
鏡をおくと、しあわせって文字になるんです。
すごい字だと思いませんか。
 文字に表されているように、どこもかしこも幸せのとき、はじめて幸せだと言えるんです。
今でも、世界のあちこちで悲しい出来事が起きていて、苦しいんでる子どもや
おなかをすかせている子どもたちも大勢します。

 世界中のみんなが幸せになる日はくるといいのだけれど、
そのためにまず、みんなは、身の回りのひとや、お友達と仲良くしましょう。
自分の身の回りの人が、逆さにしても裏からみても幸せになるよう、
いじめたりなかまはずれをしないで、誰とでもなかよくしていきましょう。